日本語教師になんてなりたくない!

日本語教師になるための勉強をしている人と話をしていたときのこと。

日本語教育機関に属しながら、裕福ではないエリアの学習者にもICT機器を普及させて教材を作りたい、協賛してくれる人や企業を集めるには、などの話をしてきて、

そこまでの熱意があるならフリーで日本語教育の仕事しちゃえば?と話したところ、「日本語教師になるつもりはないんです。多分定年とかまで」と言われました。

この仕事は今の自分には合っていないと思ったようです。


若い彼女は、素直な気持ちで自分とこの仕事が合わないと思う理由を話してくれました。

  • やたらと「忙しい」「忙しい」ばかり言っている、しかも低収入
  • 時間外まで学習者のために教える仕事をし続けて、それを美徳のように考えている(教案や教材作成は別として)

おっしゃるとおりです。

全く嫌みがなく、本当にそんな教師ばかりではよくないなぁと思いました。

そして、私が答えたこと。


一つ目の理由に対して、

忙しいのはこの仕事だけの話ではないので何とも言えませんが、待遇がよくないのは努力と工夫で変えることができます。でも何もしない人が多いと思います。

(そりゃ年収1000万円レベルはこの業界にほとんどいないと思いますが。)


二つ目の理由に対して、

私も時間外で、日本の大学・大学院入試のための、願書や志望理由書の書き方、面接試験の練習など毎年何人も担当してきました。
私が所属していた学校は、分刻みの残業代は出ないにしても担任手当が出ていたので、経営者側も配慮してくれていたと感謝しています。
運もありますが、いい組織を選んで働くのも大切ですね。

また、時間外でそれらをすることについて、私は自分のためだと思っていました。美徳だなんてちっとも(学生には失礼かもしれませんが)。

外国人の大学・大学院入試事情を知る、ノウハウを身に付ける、自分にとっての勉強の時間だと思っていました。
これらを知れば、他の機関へ移るときにも自分の「売り」にもできます。
教材を開発することもできるかもしれません。

同じ時間外労働でも、その意味をどう捉えるかで変わってくるのではないでしょうか。


彼女とはこれから進む道は違いますが、これからも付き合いを続けたいと思いました。

ただ、彼女がそう思ってくれるかは、わからないけど~(^ ^;