わかりやすく伝えるために

特に日本語教育に限らず、

何かをわかりやすく相手に教えたいときに、その教えたいものを一所懸命説明してもなかなか伝わらないということがあります。

ところが、そこにひとつ手を加えるだけでパッと相手に伝わるようになります。

 

キーワードは「対比」です。

 

「大きい」という言葉を知らない人に、象やお屋敷のような家などの絵を示し続けてもそれのどこに共通点があるの?となってしまう。

「対比」させます。

対になるのは「小さい」ですから、

大きい→象、お屋敷

小さい→ねずみ、犬小屋

という感じで絵で表せば「大きい」がどんな意味を持つのか伝わりますよね。

 

「大きい」「小さい」では簡単すぎるので、ほかの例を。

 

「ざらざら」を説明してください、と言われたら難しい。

そういう手触りのものを触らせてわかってもらってもいいですが、なんとなくつかみどころがありません。

「ざらざら」の後に「つるつる」のものを触ってもらって両方教えたらいいと、私は思うのですがどうでしょう。

 

類義語を教えるときにも「対比」です。

この場合は、共通点を示してから、その後違う部分を「対比」するといいと思います。

例えば「きらきら」と「ぴかぴか」。

共通点は光ること。それが点滅している感じ。違いは、光が反射しているのと、そのものがひかっているのと、ですかね。

その違いの部分を強調して「対比」させれば、わかりやすくなるんじゃないかなと思います。

 

これって、日本語を教える以外でも使えるキーワードではないでしょうか。